映画「天使にラブソングを」に出演している歌手についてお話ししたいと思います。
世界的に大ヒットを収めた映画の一つとして「天使にラブソングを」があります。
売れない歌手がマフィアからの報復を恐れて、修道女になるというコメディータッチのミュージカル映画です。
この映画はことあるごとに歌が始まり、出演している人たちが歌い上げるシーンが多々あります。
みんな歌が上手くて驚くのですが、果たして出演している人たちは歌手なのでしょうか？
「天使にラブソングを」に歌手はいる？
映画「天使にラブソングを」に出演している人たちは、歌手ではなく俳優が実際に歌い上げています。
歌唱力のうまさに驚きますが本当です。
「天使にラブソングを」の出演者たちは、巧みなコミカルさのある演技だけでなく、スクリーンで堂々と歌いあげます。ミュージカルであると同時に、コメディも兼ね備えている映画です。俳優たちは演技だけではなく、ソウルフルな歌声を披露し、新たなエンターテイナーの一つとして、観客を魅了しました。
主役のウーピー・ゴールドバーグも8歳の頃から舞台デビューし、劇団に参加したりと活躍しており、アメリカの俳優は、歌って踊れるという層が基本的に多く舞台俳優も多いということから、「天使にラブソングを」でもそつなく歌い上げているということになります。
しかし実際のところ歌っていない俳優が一人いました。
その理由は何でしょうか。
一人吹き替えだった俳優がいる
シスター・メアリー・ロバートを演じるウェンディ・マッケナは劇中では歌いませんでした。
実はウェンディ・マッケナの歌声は、プロの歌手が歌っていました。
2008年に公開された「リトル・マーメイドIII はじまりの物語」でも有名な、歌手で俳優のアンドレア・ロビンソンが代わりに歌っており、スクリーン上では吹き替えの形になっています。アンドレア・ロビンソンは「天使にラブソングを2」でも吹き替えを担当しています。
「天使にラブソングを」のシスター・メアリー・ロバートのストーリーは、気弱な若い修道女が文字通り自分の声を見つけることを中心に描かれています。そのため、プロの歌手が登場人物により特徴的なサウンドを与えるために介入したことは、そこまで驚くことではないでしょう。マッケナとロビンソンの共同作業のおかげで、シスター・メアリー・ロバートは、この映画で最も愛すべきキャラクターの一人としてインパクトを与えることができたと言えるでしょう。