「うる星やつら」は、新しいキャラクターを次々と登場させ、第6話に入りよりあたるが興味深い状況に置かれています。
以下は、放送・配信中の『うる星やつら』第6話「いい日旅立ち/お雪/あたるの引退」のネタバレを含みます。
今回の放送は、全く異なる3つのストーリーで構成され、それぞれのエピソードが大爆笑を誘います。最初の2つはラムと関係のある2人の新キャラクターを紹介し、3つ目は「うる星やつら」のばかばかしい大げさなユーモアをより強調したものです。3つのストーリーが混在していることを心配するファンもいるかもしれませんが、それぞれのストーリーは適切なペースで展開され、適切な時間が与えられているように感じられます。
前回は新キャラクターの登場や宇宙での大騒ぎから一転して、あたるとラムの関係に焦点が当てられましたが、今回はあたるに様々な不幸や罰が降りかかるという、全編に渡るお騒がせ展開となりました。さらに新キャラクターも加わり、次回はさらにパワーアップすること間違いないでしょう。
【うる星やつら】第6話レビュー・ネタバレ・感想
いい日旅立ち
一年に一度のすき焼きに胸を躍らせながら家路につくあたる。しかし、ラムに連れられ、彼女の故郷の星で節分を祝うことに。そこであたるは、無数の宇宙人たちが集まり、大きな合戦を開催しているのを目にします。しかし、背の高いカゴを使った玉入れ大会だと知り、あたるはホッとします。
そんなあたるの目に入ったのは、相手チームであるラムの幼馴染・弁天でした。あたるは一目で気に入り、弁天を口説こうとしますが、弁天はあたるがうっとうしいと思いながらも、ラムを困らせるためにそれに応じます。ラムは怒りで家族チームのカゴを傾けてしまい、ボールをこぼし負けました。ラムの父親は、チームの中で最も愚かなメンバーであるあたるに、合戦の伝統に従って罰を与えることを決めます。
一方、両親はあたるがすき焼きを食べに帰ってこないことを心配し、自分たちが食べ終わると、あたるが死んで自分たちのところに戻ってくるのではと心配します。そこにチェリーが現れ、あたるが安らかに眠れるようにと、すき焼きを奢らせます。チェリーは偽の儀式を行い、あたるが鬼に豆をぶつけられる映像を見せ、両親はそれをあたるが地獄で罰を受けていると勘違いしてしまいます。
お雪
風邪をひいたあたるに、しのぶとチェリーが様子を見に来ます。
面堂やあたると同級生の男子たちも、病気を口実にラムに会いに来ます。しかし、ラムは友達に会いに海王星に行ってしまい、ここにはいません。あたるの部屋は突然雪に覆われ、おユキと呼ばれる氷の美女が現れます。
おユキはあたるに、クローゼットの中にある次元の扉から自分の家まで送ってくれるよう頼み、あたる含め男たちは喜んでおユキを口説き始めました。おユキを送る道中でラムと遭遇し、ラムはおユキを自分の友人だと紹介します。おユキは、自分の星の男たちが仕事でどこかに行ってしまうので、雪かきを手伝ってくれる男を探していると説明し、男子学生たちは喜んでその手伝いをすることになります。
あたるがおユキを口説き続けていることに激怒したラムから逃げながら、あたるはおユキを1人でいるところを見つけます。おユキはあたるを部屋に誘い、あたるもおユキを口説き始めます。しかし、あたるは大男のB坊に邪魔され、あたるは地球まで追いかけ回されます。
あたるの家の周りで、あたるがB坊に追いかけられる様をニュースで報道されます。結局、この騒動は男たちに雪かきをさせるためのおユキの策略であり、面堂がすでに数日間雪かきから解放されていないことが明らかになりました。
あたるの引退
授業終了後、あたるは「引退」を宣言します。担任は学校を退学するのだと思ったが、あたるはそうではないと言い切ります。そこで面堂は、あたるが『うる星やつら』の主人公を辞めるのだと言い出し、他の登場人物たちは誰が新しい主人公になるべきかを議論することになります。
これまで登場したキャラクターはもちろん、未登場の新キャラクターまでが主人公の座を争うようになり、議論は紛糾します。あたるは「学級委員を辞めたいだけだ」と言い、他のキャラクターは「そうなのか」と冷ややかに受け止めて終わります。
美しい宇宙人の女性たち
このエピソードでは、ラムの長年の友人である弁天とおユキの2人の新キャラクターが登場します。この二人の登場により、異世界から来た一癖も二癖もある奇抜なキャラクターが登場し、シリーズの異星人としての側面がさらに広がっています。この二人の登場により、異世界の奇抜なキャラクターが増え、一癖も二癖もあるキャラクターが登場するようになり、シリーズが進むにつれ、登場回数が少なくても、必ずや再登場することになります。
あたるが女好きであることは、彼女らの登場によって明らかになりました。また、ラムとの交流を通して、彼女たちは親密でありながら、ライバル心や自分の欲求に邪魔をされることがないことがわかります。あたるは前作とは大きく異なりますが、彼の二面性をうまく表現しています。