【うる星やつら】第1話レビュー・ネタバレ・感想

「うる星やつら」が帰ってきました。この新シリーズは、オリジナルと比べてどうなのでしょうか？

以下は、放送・配信中の『うる星やつら』第1話「かけめぐる青春／絶体絶命」のネタバレを含みます。

「うる星やつら」は、80年代のアニメ・マンガを代表する作品で、多くのアニメファンにとってラブコメというジャンルを定義するものでした。高橋留美子のキャリアを飛躍させ、主人公のラムは今でも最も有名なアニメキャラクターの一人です。

2022年にリメイク版が公開されるというニュースは、多くのファン歴の長い人にとって嬉しいニュースだったに違いありません。
新シリーズは、現代的な美学を持ちながら、ノスタルジックな感覚を呼び起こす作風になっています。

「うる星やつら」の第1話が公開され、原作に敬意を表しつつも、現代に向けた新たなシリーズを表現しています。
このエピソードは2つのストーリーを中心に、メインキャラクター、数人の脇役、そしてシリーズの大前提が紹介されています。
また、高橋留美子作品のファンなら、ジェットコースターのような興奮を味わえることはすでにご存じでしょう。

【うる星やつら】第1話レビュー・ネタバレ・感想

かけめぐる青春

諸星あたるは、不運に見舞われることが多いスケベな男。ある日、恋人のしのぶを説得できなかったあたるは、宇宙人との対戦に選ばれたと告げられる。10日以内に侵略者の王の娘であるラムを捕まえ、彼女の両角に触れることができれば、侵略者は去っていく。そうでなければ、彼らは地球を侵略する。しかし、美しいラムの姿を見て、あたるはすぐにその挑戦を受ける。しかし、ラムは空を飛ぶことができるため、予想以上に難しい挑戦であることがわかる。

やがて、ラム捕獲まであと1日となり、あたるは意気消沈する。そんなあたるに、しのぶは「ラムを捕まえたら結婚する」と言い、あたるは再びやる気を出す。最終日、あたるはついにラムを捕まえるが、お返しに電気ショックを受ける。しかし、結婚を約束されたあたるは、再びラムを捕らえ、ブラジャーを外す。これでラムを捕まえることができると思ったあたるは、ブラジャーで彼女を煽り、ガードが緩んだ隙にラムの角に触れる。あたるはこれで結婚できると喜び、ラムはプロポーズされたと勘違いして妻になることを承諾し、怒ったしのぶはふてくされながら去っていく。その後、ラムはあたるに猛反対されながらも、あたるの家に引っ越してくる。

絶体絶命

しばらく時間が経ち、あたるはしのぶに電話をかけようとしたラムにショックを受けていた。そんな彼女の態度に業を煮やしたあたるは、ラムを家から追い出し、彼女は怒って帰ってしまう。あたるは、ラムがやっと自分の人生から解放されたと思い、しのぶに電話をしようとするが、しのぶとの通話中に、あたるとしのぶの関係を壊そうとするラムが船から通話を邪魔してきた。あたるはそれでもしつこく、邪魔を続けるラムを追い詰める。その結果、三角形のフィールドが発生し、その中に入ると飛行機が消えてしまう。

あたるはしのぶに電話することをあきらめ、直接会うことにする。ラムはその報復として、街中に人工的な雷雨を発生させ、あたるに思いとどまらせようとする。しかし、あたるは出かけた先でようやくしのぶに会う。怒ったラムは、自分の船を二人にぶつけようとするが、惜しくも失敗してしまう。混乱の中、あたるはしのぶを探すが、代わりにラムを見つけることになる。ラムはあたるが自分を心配してくれていると思い、大喜びするが、しのぶは電柱を投げつけてふてくされ、帰ってしまう。

小学館創業100周年によるスタート

第1話では、あたる、しのぶ、ラムの三角関係を中心に、「うる星やつら」が全開で描かれました。
このアニメは、80年代風のカラフルな色使いが特徴で、David Productionsがこのシリーズに込めた思いが伝わってきます。

このアニメは各エピソードを2つのパートに分けているようですが、これはこの長寿シリーズに登場する様々なストーリーをできるだけ多く紹介するための素晴らしい方法だと思います。また、オリジナルシリーズと比較して、いくつかの点を変更することに躊躇していないことも示しています。新シリーズが、クオリティやハチャメチャ度においてオリジナルシリーズに匹敵するかどうかは時間が解決してくれます。この新シリーズがこの古典的アニメシリーズに多くのファンを生み出すことは間違いないでしょう。